五十肩 夜の痛み編に続いて今回は「夜の痛み」の対策について説明します
夜の痛みの要因として「関節を包む袋(関節包)への負荷」と「冷え」の2つをあげました。それぞれの対策についてご紹介します。
①「関節を包む袋(関節包)への負荷」への対策」
通常の仰向けで寝る姿勢では関節を包む袋へ引き延ばされるような負荷がかかりますので、
今回の図のように首、肩甲骨~腕の下にかけてタオルを入れて「肩支え枕」を作ってみてください。
そこにプラスしてタオルを丸めた「抱き枕」も作るとなお良いです。
もちろん寝ているうちに崩れてしまいますが、
大切なのは夜に関節を包む袋(関節包)への負荷がかかる時間を少なくすることです。
②「冷え」への対策
サーカディアンリズムにより夜から朝方にかけて体温は下がり肩も冷えますので、
まずは夜ゆっくりかつ肩までお風呂につかり温めましょう。
シャワーでは深部まで温めることが難しいので、夜に肩の痛みがある方は浴槽につかることをおすすめします。
そしてお風呂後から就寝中までなるべく肩が冷えないように、服の中にタオルを入れて肩のみ厚着をしましょう。
(モコモコな状態でOK)
- 「肩支え枕」
- 「抱き枕」
- 「肩保温」
以上の3つをぜひお試しください。
五十肩の症状は長引きやすく、タイミングによってやって良いこと悪いこと、リハビリの内容が異なるため、
ご自身の判断で行うと痛みが悪化する場合もあります。
お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。